1986年、カナダのモントリオール大学体育学部出身のマリオ・ドゥマースによって考案された『キンボール』が欧州でも次第に人気を拡大している。“キン”とは運動感覚を意味する言葉である。カナダのケベック発祥のこのスポーツは、ベルギー、アメリカを経由して国際化が進み、現在の競技人口は500万人を突破しているとされる。
『キンボール』は97年に日本でも紹介され、認知度が高まっている。2001年にはカナダで国際大会が行われた。2011年に福島で国際大会が予定されたが、原発事故によりフランス・ナントに変更されている。その国際大会で日本は男女ともに銀メダルを獲得している。ヨーロッパでは11月に「スペイン・キンボール全国大会』がマドリードで開催され、注目を集めている。
キンボールは大人数で遊び形式のゲームであるため、子供から大人、障害者の人々にも楽しめるという側面が普及化の理由にも繋がっている。また、この競技に必要とされる協調性や団結精神からも、世界の教育現場で『キンボール』が少しずつ注目を集めている。
掲載記事:日本トップリーグ連携機構 ヨーロッパニュース Vol.161より
URL:http://bit.ly/vXr0OH
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