2011年8月24日水曜日

胸スポンサーのチーム間格差、スペインリーグでも顕著に

スペインサッカーリーグでもスポンサー収入のチーム間格差が広がっていることが分かった。リーグタイトルを争う2強、バルセロナとレアル・マドリードが30億円以上のユニホームスポンサーを得ている一方で、残ったわずかなパイをその他のチームで分け合っているのが現状である。

象徴的だったのは、リーグにスポンサーシップが導入されて以来初めて、バルサとレアルを除く上位4チーム全てにユニホームスポンサーがつかなかったことだ。その4チームとは、チャンピオンズリーグに出場するビジャレアルとバレンシア、ELリーグ優勝候補のアトレチコ・マドリードとセビージャである。4チームはまもなく始まる新シーズンに向けて、3億~5億円のスポンサー企業を獲得しようと現在も精力的に活動を続けている。

リーグ全体のおよそ半分に当たる9チームは0.5~1.5億円程度で ユニホームスポンサー契約をすでに企業と結んでいる。上記4チームを含めたその他の9チームはユニホームスポンサーを獲得できていない。つまり現在のスペインリーグはユニホームスポンサー収入のおよそ80%を2強が独占し、残りの20%を18チームで分け合うという、非常にいびつな構造となっている。

このような状況の中、資金面(=戦力面)でバルサとレアルに立ち向かうのは容易ではなく、最初から2強との試合を捨てるチームがあってもおかしくない。そうなればリーグのコンテンツとしての魅力も失われてしまう恐れがある。現在のゆがんだ構造を改善するため、リーグとしての取り組みが求められている。

http://www.adifferentleague.co.uk/p6_1_9106_almost-half-of-la-liga-clubs-remain-without-shirt-sponsorship-deals.html(英語)

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